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文献概要
映画に学ぶ疾患・11
「セックス・アンド・ザ・シティ2」と女の長寿
著者: 安東由喜雄1
所属機関: 1熊本大学大学院生命科学研究部病態情報解析学分野
ページ範囲:P.58 - P.58
文献購入ページに移動人生に迷いや悩みがなくなったとしたら,それはボケたときに相違ない.不惑という言葉があるように,ヒトは40代になると,なんとなく体の老いを感じ始め,記憶力も若いころとは比べものにならなくなり,“こんなはずではなかった”と悩むようになる.女性の場合,性を証明する2大ホルモンが減少し,更年期を迎えることになるため,どんなに頑張っても若い女性を演じることはままならなくなってしまう.そこに焦りが生じる.さらに男性より10年も長く生きることになるため,いくつになっても本能的に美しくありたいと願う女性にとって,男性よりもはるかに老化して旅立たなければならない現実はある意味非情ですらある.
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