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文献詳細

雑誌文献

臨床検査55巻7号

2011年07月発行

文献概要

資料

尿沈渣分析装置アイキュー200スプリントの性能評価

著者: 大野明美1 長谷川喜久子1 小口修司1 柴田綾子1 菊池春人2 村田満2

所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部 2慶應義塾大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.712 - P.718

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 アイキュー200スプリント(IQ200)はCCDカメラを用いた画像処理による尿沈渣分析装置である.基礎的検討結果は良好であり,鏡検法との比較では±1ランク一致率で95%以上となった.“鏡検による確認”と判断する再検条件を作成しIQ200で尿沈渣を実施した場合,約半数の症例が鏡検による再検となった.画像による成分判定や,データチェックロジックの構築により尿沈渣の報告の効率化に貢献できるものと思われる.

参考文献

1) 日本臨床衛生検査技師会尿沈渣検査法編集委員会(編):尿沈渣検査法2000,日本臨床衛生検査技師会,2000
2) 山西八郎,今井宣子,金倉譲:全自動尿中有形成分分析装置AUTION IQ IQ-5210の性能評価,医と薬学 56:587-595,2006
3) 伊瀬恵子,澤部祐司,野村文夫:尿自動分析装置AUTION MAXとAUTION IQを用いた尿検査システムの運用状況について,日臨検自動化会誌 33:290-294,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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