文献詳細
文献概要
今月の表紙 代表的疾患のマクロ・ミクロ像 非腫瘍・7
大腸憩室症のマクロ・ミクロ像
著者: 小松明男1 坂本穆彦2
所属機関: 1東京都保健医療公社多摩南部地域病院検査科 2杏林大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.616 - P.617
文献購入ページに移動憩室症の定義は,粘膜および粘膜下層が固有筋層を越えて壁外に突出する状態である.原則として漿膜におおわれているため,腹腔内ヘルニア(おおわれていなければ脱)と解される.壁の全層が壁外に突出する真性憩室と,粘膜および粘膜下層のみが固有筋層を越えて壁外に突出する仮性憩室に分類されるが,大腸でみられるものは,ほぼすべて仮性憩室と言っても過言ではないと思われる.
参考文献
掲載誌情報