文献詳細
文献概要
特集 教科書には載っていない臨床検査Q&A 血液
Question 2 骨髄増殖性疾患の分類とその診断基準について教えてください
著者: 久冨木庸子1 下田和哉2
所属機関: 1宮崎大学輸血・細胞治療部 2宮崎大学消化器血液内科
ページ範囲:P.1148 - P.1149
文献購入ページに移動・骨髄増殖性腫瘍は,融合遺伝子の形成や遺伝子変異によりチロシンキナーゼが恒常的に活性化され,複数系統の血球がクローナルに増殖する腫瘍である.
・真性多血症の95%以上,本態性血小板血症,原発性骨髄線維症の約半数にJAK2変異がみられる.
・“血球増加をきたす反応性,2次性の疾患の除外”が,“JAK2変異や,同等な遺伝子変異を検出すること”を用いて積極的に診断できるようになった.
参考文献
掲載誌情報