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特集 教科書には載っていない臨床検査Q&A 免疫
Question 11 免疫血清検査のキャリーオーバーとその防止法について教えてください
著者: 堀井隆1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂医院臨床検査部
ページ範囲:P.1172 - P.1173
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・サンプルプローブから連続的に検体を採取する機構の自動分析装置では,採取した検体が後に続く検体に影響を与えることがある.この場合,分析系に持ち込むキャリーオーバーと検体に持ち込むキャリーオーバーを考えなければならない.
・抗原抗体反応を用いた項目で,腫瘍関連マーカーや感染症関連検査など検体間で濃度差の非常に大きい項目では,注意が必要である.
・キャリーオーバーの回避には,ディスポーザブルチップを用いたサンプリング方式の分析装置を用いる.この方式はテストごとあるいは検体ごとにチップを交換するため,分析系への持ち込みも検体への持ち込みも回避が可能である.
・サンプルプローブから連続的に検体を採取する機構の自動分析装置では,採取した検体が後に続く検体に影響を与えることがある.この場合,分析系に持ち込むキャリーオーバーと検体に持ち込むキャリーオーバーを考えなければならない.
・抗原抗体反応を用いた項目で,腫瘍関連マーカーや感染症関連検査など検体間で濃度差の非常に大きい項目では,注意が必要である.
・キャリーオーバーの回避には,ディスポーザブルチップを用いたサンプリング方式の分析装置を用いる.この方式はテストごとあるいは検体ごとにチップを交換するため,分析系への持ち込みも検体への持ち込みも回避が可能である.
参考文献
1) 出口松夫:感染症マーカー 正確な結果を得るためのポイント.日臨検自動化会誌 36:219-222,2011
2) 機械システム振興協会:臨床検査用分析装置における自動校正システムの開発に関するフィージビリティスタディ報告書―要旨,2010
3) 山舘周恒,荒木秀夫,竹島秀美:測定試薬の正しい評価法 第2回 自動分析機の基礎特性とのかかわり.Med Technol 35:519-524,2007
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