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文献詳細

雑誌文献

臨床検査56巻11号

2012年10月発行

文献概要

特集 教科書には載っていない臨床検査Q&A 免疫

Question 15 梅毒検査は原理の異なるものを組み合わせて行っていますが,実際の陽性率などはいかがですか?

著者: 行正信康1

所属機関: 1埼玉県立大学保健医療福祉学部健康開発学科検査技術科学専攻

ページ範囲:P.1181 - P.1183

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ポイント

・診断薬の反応原理に基づく特異性と検出感度の違いが検査結果に影響する.

・梅毒病期や治療に伴う梅毒免疫抗体の変化が検査結果に影響する.

・これらの現象は,各診断薬における免疫グロブリンクラス(IgM,IgG)の反応性を考える必要がある.

参考文献

1) 藤森ちなみ,行正信康,望月照次,他:梅毒STS検査自動化法“イムノティクルス オート3 RPR”の臨床的解析.日臨検自動化会誌 35:277-282,2010
2) 藤森ちなみ,行正信康,三浦圭介,他:ラテックス凝集免疫測定法による梅毒TP抗体検査の評価と意義.臨病理 57:206-212,2009
3) Yukimasa N, Fujimori C, Miura K, et al : Clinical Significance of New Automated Syphilis Test Reagents : an Analysis and Recommendation as a Basis for Syphilis Diagnosis Algorithm. Clin Chem 55(Supplement):A138-A139,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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