icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査56巻11号

2012年10月発行

文献概要

特集 教科書には載っていない臨床検査Q&A 免疫

Question 16 アレルゲンの確定においてRASTはどれくらい信用できますか?

著者: 萱場広之1

所属機関: 1弘前大学大学院医学研究科臨床検査医学講座

ページ範囲:P.1184 - P.1185

文献購入ページに移動
ポイント

・RASTはアレルゲンの種類や検査方法によって差が大きいが,概ね80~85%が皮膚試験と一致する1)

・RASTスコアと有症率は相関がみられる.しかし,検索アレルゲンのRASTが陰性であっても食物アレルギーの否定ができるものではない.

・アレルゲン検査は患者の症状や経過などの詳細な問診から選択することが推奨される.

参考文献

Ed (Ryan JD ed), Year Book Medical Publishers, USA,pp 336-337,1989
2) Siles RI, Hsieh FH : Allergy blood testing : A practical guide for clinicians. Cleve Clin J Med 78:585-592,2011
3) 桑名正隆:免疫グロブリンE(IgE).日医師会誌 135:S149,2006
4) 岩崎栄作:食物アレルギー.SRL宝函 21:79-85,1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?