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特集 教科書には載っていない臨床検査Q&A 化学
Question 27 高齢者における血清亜鉛測定の有用性について教えてください
著者: 倉澤隆平1
所属機関: 1長野県東御市立みまき温泉診療所
ページ範囲:P.1212 - P.1213
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・多くの医師が考えているよりも,はるかに多くの,多彩な症状の亜鉛欠乏症患者が存在する.
・若年者にも存在するが,加齢に伴い血清亜鉛値低値者および欠乏症患者は増加の傾向にある.
・初診時血清亜鉛値により欠乏症の診断の推定を行い,補充療法による血清亜鉛値などの追跡により診断を確定し,確信をもった治療の継続と完了および現行補充療法の適否の推定を行う,というのが亜鉛欠乏症検査と診断の流れである.
・多くの医師が考えているよりも,はるかに多くの,多彩な症状の亜鉛欠乏症患者が存在する.
・若年者にも存在するが,加齢に伴い血清亜鉛値低値者および欠乏症患者は増加の傾向にある.
・初診時血清亜鉛値により欠乏症の診断の推定を行い,補充療法による血清亜鉛値などの追跡により診断を確定し,確信をもった治療の継続と完了および現行補充療法の適否の推定を行う,というのが亜鉛欠乏症検査と診断の流れである.
参考文献
1) Prasad AS, Halsted JA, Nadimi M : Syndrome of iron deficiency anemia, hepatosplenomegaly, hypogonadism, dwarfism and geophagia. Am J Med 31:532-546,1961
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