臨床検査56巻11号

2012年10月発行

特集 教科書には載っていない臨床検査Q＆A

感染症

Question 30　すぐに検査室に提出できない場合の細菌培養検体の保存方法について教えてください

著者： 荘司路¹

所属機関： ¹国立がん研究センター中央病院病理・臨床検査科

ページ範囲：P.1218 - P.1219

文献概要

ポイント

・検体の保存が菌叢や起因菌検出に及ぼす影響を理解する．

・検査材料や目的菌などに応じた適切な保存方法を選択する．

参考文献

1) 小栗豊子：微生物検査材料の採取と保存．臨床微生物検査ハンドブック，第4版(小栗豊子編)，pp35-43，三輪書店，2011

2) 三澤成毅：検体採取・輸送・保存・品質管理．臨床と微生物　37：287-293，2010

3) 西山宏幸：検体採取容器と検体の保存―特殊微生物検査の保存を含む．臨床と微生物　27：335-344，2000

4) 犬塚和久：検体の保存と搬送．検査と技術　24：57-59，1996

5) Baron EJ，Weinstein MP(著)，松本哲哉，満田年宏(訳)：CUMITECH―血液培養検査ガイドライン，医師薬出版，2007

6) McCarter YS，Burd EM，Hall GS，et al(著)，松本哲哉，満田年宏，清田浩(訳)：CUMITECH 2C―尿路感染症検査ガイドライン，医師薬出版，2010