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特集 教科書には載っていない臨床検査Q&A 一般検査
Question 42 糖尿病性腎症,慢性腎臓病の病期分類における尿中アルブミン測定の意義,利用法について教えてください
著者: 羽田勝計1
所属機関: 1旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野
ページ範囲:P.1246 - P.1248
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・尿アルブミン値の増加,すなわち“微量アルブミン尿”は,糖尿病性腎症の診断上最も重要な検査項目である.
・糖尿病性腎症・慢性腎臓病(CKD)ともに,そのステージは尿アルブミン値と糸球体濾過量(GFR)で分類されている.
・微量アルブミン尿は,糖尿病性腎症の進行のリスクであるとともに,心血管イベントのリスクでもある.
・集約的治療により,微量アルブミン尿の寛解(正常アルブミン尿への改善)が期待される.
・尿アルブミン値の増加,すなわち“微量アルブミン尿”は,糖尿病性腎症の診断上最も重要な検査項目である.
・糖尿病性腎症・慢性腎臓病(CKD)ともに,そのステージは尿アルブミン値と糸球体濾過量(GFR)で分類されている.
・微量アルブミン尿は,糖尿病性腎症の進行のリスクであるとともに,心血管イベントのリスクでもある.
・集約的治療により,微量アルブミン尿の寛解(正常アルブミン尿への改善)が期待される.
参考文献
1) 糖尿病性腎症に関する合同委員会:糖尿病性腎症病期分類厚生省案の改定について.糖尿病 44:623,2001
2) 日本腎臓学会(編):CKD診療ガイド2012,東京医学社,2012
3) Araki S, Haneda M, Sugimoto T, et al : Factors associated with frequent remission of microalbuminuria in patients with type 2 diabetes. Diabetes 54:2983-2987,2005
4) Gaede P, Vedel P, Larsen N, et al : Multifactorial intervention and cardiovascular disease in patients with type 2 diabetes. N Engl J Med 348:383-393,2003
5) Yokoyama H, Kawai K, Kobayashi M, et al : Microalbuminuria is common in Japanese type 2 diabetic patients : a nationwide survey from the Japan Diabetes Clinical Data Management Study Group (JDDM 10). Diabetes Care 30:989-992,2007
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