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特集 教科書には載っていない臨床検査Q&A 病理・細胞診
Question 48 免疫染色の染色強度は結果の判定にどのような影響を与えますか?
著者: 伊藤仁1
所属機関: 1東海大学医学部付属病院病理検査技術科
ページ範囲:P.1262 - P.1263
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・免疫染色の判定は,原則的(理想的)には陽性か陰性かであるが,染色強度が弱い場合や,背景染色が高い場合は判定が難しい.
・免疫染色の濃淡(染色強度)は,固定条件,切片の厚さ,賦活法,抗体の種類,抗体濃度,検出方法,組織の状態などにより大きく左右される.
・HER2など陽性率と染色強度を含めた評価方法では,厳密に標準化された方法に基づいて行われる必要がある.
・免疫染色の判定は,原則的(理想的)には陽性か陰性かであるが,染色強度が弱い場合や,背景染色が高い場合は判定が難しい.
・免疫染色の濃淡(染色強度)は,固定条件,切片の厚さ,賦活法,抗体の種類,抗体濃度,検出方法,組織の状態などにより大きく左右される.
・HER2など陽性率と染色強度を含めた評価方法では,厳密に標準化された方法に基づいて行われる必要がある.
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