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特集 教科書には載っていない臨床検査Q&A 精度管理
Question 58 血清アルブミン測定標準化を将来どう進めたらよいのですか?
著者: 村本良三1
所属機関: 1心臓血管研究所付属病院臨床検査部
ページ範囲:P.1288 - P.1289
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・血清アルブミン測定におけるトレーサビリティ連鎖は現在のところ確立されていない.基準測定操作法,純物質系アルブミン標準物質,常用基準測定操作法,実用標準物質の確立が必要である.また,標準物質を患者血清へトレーサビリティできる日常検査法の確立が必要である.
・現在,血清アルブミン測定の日常検査に使われている方法は,BCG法,BCP法,改良BCP法の3法である.3法の反応性は互いに異なり,特に低アルブミン血症の患者血清において測定値の乖離が生じる.標準化には測定法の統一化が必要であり,また正確度の高い検査試薬の普及が必要となる.
・血漿蛋白国際標準物質としてIRMM ERM-DA470k/IFCCがあるが,改良BCP法試薬間においても反応性が若干異なる.標準化には試薬処方の統一化も必要である.
・血清アルブミン測定におけるトレーサビリティ連鎖は現在のところ確立されていない.基準測定操作法,純物質系アルブミン標準物質,常用基準測定操作法,実用標準物質の確立が必要である.また,標準物質を患者血清へトレーサビリティできる日常検査法の確立が必要である.
・現在,血清アルブミン測定の日常検査に使われている方法は,BCG法,BCP法,改良BCP法の3法である.3法の反応性は互いに異なり,特に低アルブミン血症の患者血清において測定値の乖離が生じる.標準化には測定法の統一化が必要であり,また正確度の高い検査試薬の普及が必要となる.
・血漿蛋白国際標準物質としてIRMM ERM-DA470k/IFCCがあるが,改良BCP法試薬間においても反応性が若干異なる.標準化には試薬処方の統一化も必要である.
参考文献
1) 村本良三:血清アルブミンの日常検査法.Med Technol 32:731-737,2004
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