文献詳細
文献概要
シリーズ-感染症 ガイドラインから見た診断と治療のポイント・2
小児肺炎
著者: 尾内一信1
所属機関: 1川崎医科大学小児科学講座
ページ範囲:P.664 - P.669
文献購入ページに移動はじめに
小児科領域における肺炎の抗菌薬療法の基本は,小児の特殊性を考慮しながら原因微生物を想定し,感受性のある抗菌薬を必要な期間投与することである.近年は原因微生物の耐性化が著しいため,最新の薬剤感受性動向を把握することが重要である.しかし,日々刻々と変化するこれらの情報を常にアップデートするのは,感染症専門医でもなかなか困難である.
本稿では,適切に診療する方法として最も現実的な,定期的に改訂されるガイドラインに基づく治療について概説する.
小児科領域における肺炎の抗菌薬療法の基本は,小児の特殊性を考慮しながら原因微生物を想定し,感受性のある抗菌薬を必要な期間投与することである.近年は原因微生物の耐性化が著しいため,最新の薬剤感受性動向を把握することが重要である.しかし,日々刻々と変化するこれらの情報を常にアップデートするのは,感染症専門医でもなかなか困難である.
本稿では,適切に診療する方法として最も現実的な,定期的に改訂されるガイドラインに基づく治療について概説する.
参考文献
1) 小児呼吸器感染症診療ガイドライン作成委員会(上原すゞ子,砂川慶介監修):小児呼吸器感染症診療ガイドライン2004,協和企画,2004
2) 小児呼吸器感染症診療ガイドライン作成委員会(上原すゞ子,砂川慶介監修):小児呼吸器感染症診療ガイドライン2007,協和企画,2007
3) 小児呼吸器感染症診療ガイドライン作成委員会(尾内一信,黒崎知道,岡田賢司監修):小児呼吸器感染症診療ガイドライン2011,協和企画,2011
掲載誌情報