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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻12号

2013年11月発行

文献概要

今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

CKの異常と病態

著者: 高木康1

所属機関: 1昭和大学医学部医学教育学/卒後臨床研修センター

ページ範囲:P.1491 - P.1494

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■クレアチンキナーゼ(CK)は筋肉のエネルギー供給上重要な役割を果たしているため,種々の筋肉中に多量に存在している.

■CKにはCK-MM,CK-MB,CK-BBのアイソザイムが存在しており,心筋傷害ではCK-MB,骨格筋疾患ではCK-MM高値の臨床的意義が高い.

■CK/ASTは心筋傷害では低値であるが,骨格筋疾患では高値であり,鑑別の指標として有効であるが,ASTが高値となる肝疾患を除外する必要がある.

参考文献

1)高木康:CK(クレアチンキナーゼ)とそのアイソザイム.medicina 47(増刊):172-173,2010
2)高木康:CK・CKアイソザイム.その判定と対策─基準値と異常値の間─(河合忠編),中外医学,2006
3)Dufour DR:Creatine kinase: aspartate aminotransferase activity ratio as an indicator of the source of an increased creatine kinase activity. Clin Chem 34:2506-2510,1988
4)石川仁子:心筋由来,骨格筋由来の鑑別にCK/AST比は有効か.Medical Technology 30:1021-1022,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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