文献詳細
文献概要
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②
血清コリンエステラーゼ(ChE)の異常と病態
著者: 矢内充1
所属機関: 1日本大学医学部内科学系総合内科学分野
ページ範囲:P.1495 - P.1499
文献購入ページに移動■血清ChEは肝機能,特に肝予備能の評価に用いられ,血清アルブミン(Alb)とよく相関する.
■血清ChEは,低値を示した場合に臨床的意義が高く,多くはびまん性の肝細胞障害の程度を鋭敏に反映する.
■遺伝性ChE欠損症では,全身麻酔などでのサクシニルコリン投与時に遷延性の無呼吸をきたすため,注意が必要である.
参考文献
掲載誌情報