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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻12号

2013年11月発行

文献概要

エラーに学ぶ医療安全・11

改善策の立案―血液検体の取り違いにより再検査となった事例

著者: 河野龍太郎1 筑後史子2 田村光子2

所属機関: 1自治医科大学医学部医療安全学メディカルシミュレーションセンター 2自治医科大学附属病院臨床検査部

ページ範囲:P.1522 - P.1528

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はじめに

 第10回では,「血液検体の取り違いにより再検査となった事例」の問題点のなかから主要な5点について,分析レベル1「ワンポイントなぜなぜ」を利用し,背後要因の探索を行った.作成した背後要因関連図をもとに,自分なりの改善策案を考えることを課題としたが,よい案が浮かんだだろうか.

 なお本稿では,分析の最終目標はエラーの低減はもちろん,業務の効率化やコストの低減も含むため“改善”という用語を使用している.ただし,エラーやリスクに対しては直感的にわかりやすい“対策”という用語を使用する.また,事例の詳細は第9,10回を参照いただくとともに,本事例が架空のものであることをあらためてお断りしておく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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