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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻9号

2013年09月発行

文献概要

今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

総蛋白・アルブミンの異常と病態

著者: 本田孝行1 菅野光俊2 川崎健治2

所属機関: 1信州大学医学部病態解析診断学 2信州大学医学部附属病院臨床検査部

ページ範囲:P.998 - P.1003

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■総蛋白=アルブミン+グロブリンであるので,総蛋白はアルブミンもしくはグロブリンの変化により変動する.

■アルブミン産生および消費(異化)のメカニズムを系統的に理解する.

■産生および消費(異化)の両面から,アルブミンの変動を解釈する.

■他の複数ルーチン検査(基本的検査)項目を加えて,アルブミンが増減する病態を考察する.

参考文献

1)本田孝行(編):ワンランク上の検査値の読み方・考え方 ─ルーチン検査から病態変化を見抜く 救急・集中治療,総合医学社,2011
2)Ballmer-Weber BK, Dummer R, Küng E, et al:Interleukin 2-induced increase of vascular permeability without decrease of the intravascular albumin pool. Br J Cancer 71:78-82,1995
3)Margarson MP, Soni N:Serum albumin: touchstone or totem? Anaesthesia 53:789-803,1998
4)熊坂一成:初期診療の検査オーダーの考え方.臨床検査のガイドラインJSLM2012(日本臨床検査医学会ガイドライン作成委員会編),宇宙堂八木書店,pp1-4,2012
5)河合忠,尾形稔,伊藤喜久,他(編):異常値の出るメカニズム 第6版,医学書院,2013
6)本田孝行,菅野光俊:検査値を読むトレーニング 信州大学R-CPC(第4回) 腰痛がひどく歩けなくなり入院した20代女性.検査と技術 40:321-326,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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