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今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①
Ca異常と病態
著者: 小澤安則1
所属機関: 1虎の門小澤クリニック
ページ範囲:P.1014 - P.1019
文献購入ページに移動■血清カルシウム(Ca)で生物学的作用をもつのはイオン化Caであり,血清Caの過剰,不足はイオン化Caの濃度で判断するのが正しい.しかしイオン化Caの測定上の問題などから,ほとんどの場合それとよく相関する総Ca値で代用する.
■血清Caの異常は総Ca値で判断するが,血清アルブミン(Alb,最もCaと親和性の高い血清蛋白)が4g/dL以下と低い場合には,計算式により補正を行う必要がある(アルブミン補正Ca値).
■血清Caの異常は総Ca値で判断するが,血清アルブミン(Alb,最もCaと親和性の高い血清蛋白)が4g/dL以下と低い場合には,計算式により補正を行う必要がある(アルブミン補正Ca値).
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