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今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値
泌尿器疾患と尿沈渣検査—尿沈渣検査に期待すること
著者: 家田健史1 堀江重郎1
所属機関: 1順天堂大学大学院 医学研究科泌尿器外科学講座
ページ範囲:P.1156 - P.1163
文献購入ページに移動●尿路結石の成分はさまざまな塩類があり,pHによって溶解度が異なる.尿中結晶は成分によって特徴的な形態を示すことが多く,尿沈渣所見で結石成分の診断がつくことも少なくない.
●尿路感染症において,尿中に検出される白血球成分は多様であり,膀胱炎・腎盂腎炎などでは好中球,腎移植後の拒絶反応や慢性疾患ではリンパ球,間質性腎炎・尿路結石症・寄生虫症では好酸球,慢性尿路感染症・糸球体性疾患・抗癌剤治療中などでは単球の増多を認める.
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