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文献詳細

雑誌文献

臨床検査58巻11号

2014年10月発行

文献概要

増刊号 微生物検査 イエローページ Ⅱ章 検査の基本手技・進め方

塗抹染色検査

著者: 西山宏幸1

所属機関: 1日本大学病院 臨床検査部

ページ範囲:P.1227 - P.1234

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●塗抹染色検査は感染症患者の初期治療に役立つ基本的な検査である.

●簡易で迅速性に優れる検査であるが,信頼性の高い情報を得るためには,染色技術に習熟し,観察された現象を解析できるだけの感染症の知識を備えている必要がある.

●臨床と連携して感染症治療に当たることを念頭に置いて検査を遂行し,迅速かつ正確な結果報告に心掛ける.

参考文献

1)西山宏幸:迅速検査としての塗抹染色検査・抗原検査の再評価.日臨検自動化会誌 39:171-175,2014
2)Davies JA, Anderson GK, Beveridge TJ, et al:Chemical mechanism of the Gram stain and synthesis of a new electron-opaque marker for electron microscopy which replaces the iodine mordant of the stain. J Bacteriol 156:837-845,1983
3)Beveridge TJ, Davies JA:Cellular responses of Bacillus subtilis and Escherichia coli to the Gram stain. J Bacteriol 156:846-858,1983
4)小栗豊子:細菌検査のパラダイムシフト.染色法の現状と今後─患者検体のグラム染色検査を中心に.医療と検機器・試薬 35:657-665,2012
5)小栗豊子,三澤成毅:感染症の迅速検査としての塗抹検査.臨床微生物検査ハンドブック(小栗豊子編),三輪書店,pp19-34,2014
6)Garcia LS:Staining procedures. 3.2.1. Gram stain. In:Clinical Microbiology Procedures Handbook, 3rd ed, Vol. 1, AMS Press, Washington DC,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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