文献詳細
文献概要
増刊号 微生物検査 イエローページ Ⅱ章 検査の基本手技・進め方
培養・同定検査
著者: 三澤成毅1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂医院 臨床検査部
ページ範囲:P.1235 - P.1241
文献購入ページに移動●培養・同定検査は微生物検査の根幹をなし,核酸増幅法による遺伝子検査より感度が高い.しかし,検査に日数を要し,かつ一般の検査室における日常検査では全ての微生物を培養,同定できないという問題点がある.
●培養および同定検査の特徴と限界を整理し,検査を適確に進めるために知っておかなければならない疫学,考え方および原則を解説した.これらは,検査室側と診療側の両者が共有していなければならない.
●同定検査では,同定のレベルに関する考え方と原則,および結果報告について解説した.パニック値に相当する菌種や報告ルートは,医療安全上必須でありルールとして定めておかなければならない.
参考文献
掲載誌情報