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増刊号 微生物検査 イエローページ Ⅲ章 菌種別の培養・同定方法 グラム陽性球菌
A群溶連菌
著者: 輪島丈明1
所属機関: 1東京薬科大学 薬学部病原微生物学教室
ページ範囲:P.1247 - P.1249
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1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陽性球菌である.
・5〜10%濃度のCO2存在下で培養すると発育が促進される.
・0.6〜1.0μmの球形をしており,連鎖している.
・細胞壁成分であるC多糖体を抗原とするLancefieldの分類では,A群に属する.
・血液寒天培地上で直径1mm程度のやや白色の盛り上がったコロニーを形成し,β溶血性を呈する.
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陽性球菌である.
・5〜10%濃度のCO2存在下で培養すると発育が促進される.
・0.6〜1.0μmの球形をしており,連鎖している.
・細胞壁成分であるC多糖体を抗原とするLancefieldの分類では,A群に属する.
・血液寒天培地上で直径1mm程度のやや白色の盛り上がったコロニーを形成し,β溶血性を呈する.
参考文献
1)厚生労働科学研究費補助金(新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業) 重症型のレンサ球菌・肺炎球菌感染症に対するサーベイランスの構築と病因解析,その診断・治療に関する研究,2011(http://strep.umin.jp/)
2)Kuehn BM:IDSA: Avoid antibiotics for most throat infections. JAMA 308:1307,2012
3)Wajima T, Morozumi M, Chiba N, et al:Associations of macrolide and fluoroquinolone resistance with molecular typing in Streptococcus pyogenes from invasive infections, 2010-2012. Int J Antimicrob Agents 42:447-449,2013
4)Wajima T, Chiba N, Morozumi M, et al:Prevalence of Macrolide Resistance Among Group A Streptococci Isolated from Pharyngotonsillitis. Microb Drug Resist, 2014, in press
5)Kathryn LR, Whiley RA, Beighton D:Streptococcus. In: Manual of clinical microbiology, 8th ed (Murray PR, Baron EJ, Jorgensen JH, et al, eds), ASM Press, Washington, DC, pp405-421, 2003
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