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増刊号 微生物検査 イエローページ
Ⅲ章 菌種別の培養・同定方法 グラム陽性球菌
文献概要
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陽性球菌である.
・5〜10%(濃度の)CO2培養下で発育が促進される.
・0.5〜1μm×1〜1.5μmの卵円形をした双球菌である.
・菌体の最外層に厚い莢膜(現在94種類)を保持している.
・血液寒天培地上にα溶血性の中央部が陥没した0.5〜1mmのコロニーを形成する.
・ヒトでは上気道に常在菌として保菌する場合がある.
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陽性球菌である.
・5〜10%(濃度の)CO2培養下で発育が促進される.
・0.5〜1μm×1〜1.5μmの卵円形をした双球菌である.
・菌体の最外層に厚い莢膜(現在94種類)を保持している.
・血液寒天培地上にα溶血性の中央部が陥没した0.5〜1mmのコロニーを形成する.
・ヒトでは上気道に常在菌として保菌する場合がある.
参考文献
1)厚生労働科学研究費補助金(新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業) 重症型のレンサ球菌・肺炎球菌感染症に対するサーベイランスの構築と病因解析,その診断・治療に関する研究,2011(http://strep.umin.jp/)
2)紺野昌俊,生方公子:改訂ペニシリン耐性肺炎球菌,協和企画通信,1999
3)Chiba N, Morozumi M, Ubukata K:Application of the real-time PCR method for genotypic identification of β-lactam resistance in isolates from invasive pneumococcal diseases. Microb Drug Resist 18:149-156,2012
4)松本慶蔵:肺炎球菌ワクチンの新しい展開 改訂3版,医薬ジャーナル社,2012
掲載誌情報