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文献詳細

雑誌文献

臨床検査58巻11号

2014年10月発行

文献概要

増刊号 微生物検査 イエローページ Ⅲ章 菌種別の培養・同定方法 グラム陽性球菌

肺炎球菌

著者: 千葉菜穂子1

所属機関: 1慶應義塾大学 医学部感染症学教室

ページ範囲:P.1257 - P.1259

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菌の基本情報

1.性状と特徴

・通性嫌気性グラム陽性球菌である.

・5〜10%(濃度の)CO2培養下で発育が促進される.

・0.5〜1μm×1〜1.5μmの卵円形をした双球菌である.

・菌体の最外層に厚い莢膜(現在94種類)を保持している.

・血液寒天培地上にα溶血性の中央部が陥没した0.5〜1mmのコロニーを形成する.

・ヒトでは上気道に常在菌として保菌する場合がある.

参考文献

1)厚生労働科学研究費補助金(新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業) 重症型のレンサ球菌・肺炎球菌感染症に対するサーベイランスの構築と病因解析,その診断・治療に関する研究,2011(http://strep.umin.jp/)
2)紺野昌俊,生方公子:改訂ペニシリン耐性肺炎球菌,協和企画通信,1999
3)Chiba N, Morozumi M, Ubukata K:Application of the real-time PCR method for genotypic identification of β-lactam resistance in isolates from invasive pneumococcal diseases. Microb Drug Resist 18:149-156,2012
4)松本慶蔵:肺炎球菌ワクチンの新しい展開 改訂3版,医薬ジャーナル社,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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