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文献詳細

雑誌文献

臨床検査58巻11号

2014年10月発行

文献概要

増刊号 微生物検査 イエローページ Ⅲ章 菌種別の培養・同定方法 グラム陰性球菌

淋菌

著者: 村谷哲郎1

所属機関: 1株式会社キューリン 検査部

ページ範囲:P.1276 - P.1279

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菌の基本情報

1.性状と特徴

・好気性グラム陰性双球菌.

・至適温度35〜37℃で,発育には二酸化炭素濃度3〜10%が必要.

・2μm以下の腎臓様双球菌.

・宿主はヒトのみであり,性行為など体液と粘膜の濃厚接触により感染する.

・チョコレート寒天培地に発育し,臨床材料からの分離には選択剤含有Thayer-Martin寒天培地などが有用.

参考文献

1)厚生労働省:オーラルセックス(口腔性交)による性感染症に関するQ&A(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda.html)
2)厚生労働省:オーラルでも,うつります.性感染症(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/dl/poster_oral.pdf)
3)日本性感染症学会:淋菌感染症.性感染症 診断・治療ガイドライン2011.日性感染症会誌 22(1Suppl.):52-59,2011
4)村谷哲郎,松本哲朗:淋菌の感受性検査.検と技 33:1451-1457,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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