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増刊号 微生物検査 イエローページ Ⅲ章 菌種別の培養・同定方法 グラム陰性球菌
髄膜炎菌
著者: 黒木真理子1
所属機関: 1宮崎県衛生環境研究所 微生物部
ページ範囲:P.1280 - P.1283
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1.性状と特徴
・微好気性グラム陰性球菌で,非運動性である.
・培養には5%程度のCO2と70〜80%程度の湿度を要求する.
・直径0.6〜0.8μmのそら豆状の球菌が相対する双球菌である.
・菌体の最外層は多糖類からなるシアル酸(N-アセチルノイラミン酸)夾膜で,少なくとも13種類の血清群に分類される.
・血液寒天培地,チョコレート寒天培地,変法Thayer-Martin寒天培地(modified Thayer-Martin agar:MTM培地)に1〜2mmほどの,正円,灰白色,半透明で,光沢のあるコロニーを形成する.髄膜炎菌は血清群により集落の状態が異なり,A群およびC群の集落はムコイド状になる.
・宿主は人のみで,患者または保菌者の上気道(鼻咽頭)に定着する.
1.性状と特徴
・微好気性グラム陰性球菌で,非運動性である.
・培養には5%程度のCO2と70〜80%程度の湿度を要求する.
・直径0.6〜0.8μmのそら豆状の球菌が相対する双球菌である.
・菌体の最外層は多糖類からなるシアル酸(N-アセチルノイラミン酸)夾膜で,少なくとも13種類の血清群に分類される.
・血液寒天培地,チョコレート寒天培地,変法Thayer-Martin寒天培地(modified Thayer-Martin agar:MTM培地)に1〜2mmほどの,正円,灰白色,半透明で,光沢のあるコロニーを形成する.髄膜炎菌は血清群により集落の状態が異なり,A群およびC群の集落はムコイド状になる.
・宿主は人のみで,患者または保菌者の上気道(鼻咽頭)に定着する.
参考文献
1)Taha MK:Simultaneous approach for nonculture PCR-based identification and serogroup prediction of Neisseria meningitidis. J Clin Microbiol 38:855-857,2000
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