文献詳細
増刊号 微生物検査 イエローページ
Ⅲ章 菌種別の培養・同定方法 グラム陰性桿菌
文献概要
菌の基本情報
1.性状と特徴
・グラム陰性好気性菌である.
・0.3〜0.5×1〜5μm.らせん状に1周程度彎曲しているために,Gram染色上はコンマ状の形態を示す.
・極単毛で活発な運動性を有し,直線的に運動する.
・好塩性でありNaCl加ペプトン水では0〜3%まで発育を示す.
・発育可能pHはpH 6.0〜10.0,至適pHは7.6〜8.4.
・カタラーゼ(+),オキシダーゼ(+).
・自然界ではプランクトンや水性植物を宿主とし,VNC(viable but nonculturable:培養できないが生きている状態)で存在している.
1.性状と特徴
・グラム陰性好気性菌である.
・0.3〜0.5×1〜5μm.らせん状に1周程度彎曲しているために,Gram染色上はコンマ状の形態を示す.
・極単毛で活発な運動性を有し,直線的に運動する.
・好塩性でありNaCl加ペプトン水では0〜3%まで発育を示す.
・発育可能pHはpH 6.0〜10.0,至適pHは7.6〜8.4.
・カタラーゼ(+),オキシダーゼ(+).
・自然界ではプランクトンや水性植物を宿主とし,VNC(viable but nonculturable:培養できないが生きている状態)で存在している.
参考文献
1)松本慶蔵:病原菌の今日的意味 改訂3版,医薬ジャーナル社,2003
2)吉田眞一,柳雄介,吉開泰信:戸田新細菌学 改訂33版,南山堂,2007
3)犬塚和久:糞便検査.微生物検査ナビ(堀井俊伸監修,犬塚和久編),栄研化学,pp88-89,2013
4)日本臨床微生物学会:腸管感染症検査ガイドライン.日本臨床微生物学雑誌 20(Suppl.1):1-138,2010
掲載誌情報