文献詳細
文献概要
増刊号 微生物検査 イエローページ Ⅲ章 菌種別の培養・同定方法 グラム陰性桿菌
ビブリオ・バルニフィカス
著者: 児矢野早穂1 佐藤智明1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院 感染制御部
ページ範囲:P.1323 - P.1325
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1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陰性桿菌である.
・極単毛で活発な運動性を有する.
・菌体はVibrio属に特有な軽度彎曲した短いバナナ状あるいはコンマ状である.
・3%塩化ナトリウム加培地では極めてよく発育するが,8%の濃度では発育抑制される.
・海水や海泥海産性の魚介類に広く分布しており,水温が20℃以上になると活発に増殖する.
・vulnusはラテン語で“傷”を意味する1).
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陰性桿菌である.
・極単毛で活発な運動性を有する.
・菌体はVibrio属に特有な軽度彎曲した短いバナナ状あるいはコンマ状である.
・3%塩化ナトリウム加培地では極めてよく発育するが,8%の濃度では発育抑制される.
・海水や海泥海産性の魚介類に広く分布しており,水温が20℃以上になると活発に増殖する.
・vulnusはラテン語で“傷”を意味する1).
参考文献
1)吉田眞一,柳雄介,吉開奏信:戸田新細菌学 改訂33版,南山堂,2007
2)松本慶蔵:病原菌の今日的意味 改訂3版,医薬ジャーナル社,2003
3)宮坂次郎,八尋俊輔:食水系感染症病原体の検査法−5 ビブリオ・バルニフィカス.Mod Media 55:53-57,2009
4)山口育男:糞便検査.微生物検査ナビ(堀井俊伸監修,犬塚和久編),栄研化学,pp156-157,2013
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