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文献詳細

雑誌文献

臨床検査58巻11号

2014年10月発行

文献概要

増刊号 微生物検査 イエローページ Ⅲ章 菌種別の培養・同定方法 グラム陰性桿菌

緑膿菌

著者: 舘田一博1

所属機関: 1東邦大学 医学部微生物・感染症学講座

ページ範囲:P.1333 - P.1336

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菌の基本情報

1.性状と特徴

・自然界の水系に広く存在するブドウ糖非発酵の好気性グラム陰性桿菌である.

・シュードモナス(Pseudomonas)属としては10菌種が知られているが,なかでも緑膿菌P. aeruginosaが最も重要である.

・他のシュードモナス属細菌としてはP. fluorescens,P. putidaなどが臨床検体から分離される頻度が高い.

・バークホルデリア(Burkholderia)属,ステノトロホモナス(Stenotrophomonas)属,コマモナス(Comamonas)属,シュワネラ(Shewanella)属はシュードモナス属の近縁細菌として重要である.

参考文献

1)Masák J, Cejková A, Schreiberová O, et al:Pseudomonas biofilms: possibilities of their control. FEMS Microbiol Ecol 89:1-14,2014
2)Fujitani S, Sun HY, Yu VL, et al:Pneumonia due to Pseudomonas aeruginosa: partⅠ: epidemiology, clinical diagnosis, and source. Chest 139:909-919,2011
3)Williams BJ, Dehnbostel J, Blackwell TS:Pseudomonas aeruginosa: host defence in lung diseases. Respirology 15:1037-1056,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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