icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査58巻11号

2014年10月発行

文献概要

増刊号 微生物検査 イエローページ Ⅲ章 菌種別の培養・同定方法 グラム陰性桿菌

インフルエンザ菌

著者: 長南正佳1 中村文子1

所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂医院 臨床検査部

ページ範囲:P.1362 - P.1365

文献購入ページに移動
菌の基本情報

1.性状と特徴

・通性嫌気性グラム陰性短桿菌である.

・0.3〜0.5μm×0.5〜1μmで時に多形性を示す.

・鞭毛をもたず,芽胞は形成しない.有莢膜株が存在する.

・5〜10%炭酸ガス培養で発育が促進される.

・発育に十分量のⅩ因子(ヘミン)とⅤ因子(nicotinamide adenine dinucleotide:NAD)を必要とする.

参考文献

1)国立感染症研究所:インフルエンザ菌.病原微生物検出情報(IASR) 31:94-95,2010
2)清水千裕,中村竜也,笹原麻友美,他:市販の薬剤感受性試験用プレート4種類を用いたHaemophilus influenzaeの薬剤感受性測定結果の比較.日臨微生物誌 18:90-99,2008
3)Tristram S, Jacobs MR, Appelbaum PC:Antimicrobial resistance in Haemophilus influenzae. Clin Microbiol Rev 20:368-389,2007
4)生方公子:急速に進行する市中呼吸器感染症原因菌における耐性化の本質.日臨微生物誌 18:75-84,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら