文献詳細
増刊号 微生物検査 イエローページ
Ⅲ章 菌種別の培養・同定方法 グラム陰性桿菌
文献概要
菌の基本情報
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陰性短桿菌である.
・0.3〜0.5μm×0.5〜1μmで時に多形性を示す.
・鞭毛をもたず,芽胞は形成しない.有莢膜株が存在する.
・5〜10%炭酸ガス培養で発育が促進される.
・発育に十分量のⅩ因子(ヘミン)とⅤ因子(nicotinamide adenine dinucleotide:NAD)を必要とする.
1.性状と特徴
・通性嫌気性グラム陰性短桿菌である.
・0.3〜0.5μm×0.5〜1μmで時に多形性を示す.
・鞭毛をもたず,芽胞は形成しない.有莢膜株が存在する.
・5〜10%炭酸ガス培養で発育が促進される.
・発育に十分量のⅩ因子(ヘミン)とⅤ因子(nicotinamide adenine dinucleotide:NAD)を必要とする.
参考文献
1)国立感染症研究所:インフルエンザ菌.病原微生物検出情報(IASR) 31:94-95,2010
2)清水千裕,中村竜也,笹原麻友美,他:市販の薬剤感受性試験用プレート4種類を用いたHaemophilus influenzaeの薬剤感受性測定結果の比較.日臨微生物誌 18:90-99,2008
3)Tristram S, Jacobs MR, Appelbaum PC:Antimicrobial resistance in Haemophilus influenzae. Clin Microbiol Rev 20:368-389,2007
4)生方公子:急速に進行する市中呼吸器感染症原因菌における耐性化の本質.日臨微生物誌 18:75-84,2008
掲載誌情報