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文献詳細

雑誌文献

臨床検査58巻11号

2014年10月発行

文献概要

増刊号 微生物検査 イエローページ Ⅲ章 菌種別の培養・同定方法 嫌気性菌

破傷風菌

著者: 神谷茂1

所属機関: 1杏林大学 医学部感染症学講座

ページ範囲:P.1394 - P.1396

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菌の基本情報

1.性状と特徴

・菌の大きさは0.3〜0.6×3〜6μmで,グラム陽性を示す桿菌である.周毛性鞭毛をもち運動性を有する.

・アミノ酸をエネルギー源,炭素源としてエネルギーを産生する.糖の発酵能はほとんどない.

・芽胞は端在性に形成され,その形態は“太鼓のバチ状(drumstick form)”や“手鏡状”,“テニスラケット状”に似る(図1).

・土壌中より検出される.その他,ヒトやウマなどの動物腸管内に存在する.

参考文献

1)Hassel B:Tetanus: pathophysiology, treatment, and the possibility of using botulinum toxin against tetanus-induced rigidity and spasms. Toxins(Basel) 5:73-83,2013
2)Goonetilleke A, Harris JB:Clostridial neurotoxins. J Neurol Neurosurg Psychiatry 75(Suppl 3):iii35-iii39,2004
3)Ernst ME, Klepser ME, Fouts M, et al:Tetanus: pathophysiology and management. Ann Pharmacother 31:1507-1513,1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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