文献詳細
増刊号 微生物検査 イエローページ
Ⅲ章 菌種別の培養・同定方法 嫌気性菌
文献概要
菌の基本情報
1.性状と特徴
・菌の大きさは0.3〜0.6×3〜6μmで,グラム陽性を示す桿菌である.周毛性鞭毛をもち運動性を有する.
・アミノ酸をエネルギー源,炭素源としてエネルギーを産生する.糖の発酵能はほとんどない.
・芽胞は端在性に形成され,その形態は“太鼓のバチ状(drumstick form)”や“手鏡状”,“テニスラケット状”に似る(図1).
・土壌中より検出される.その他,ヒトやウマなどの動物腸管内に存在する.
1.性状と特徴
・菌の大きさは0.3〜0.6×3〜6μmで,グラム陽性を示す桿菌である.周毛性鞭毛をもち運動性を有する.
・アミノ酸をエネルギー源,炭素源としてエネルギーを産生する.糖の発酵能はほとんどない.
・芽胞は端在性に形成され,その形態は“太鼓のバチ状(drumstick form)”や“手鏡状”,“テニスラケット状”に似る(図1).
・土壌中より検出される.その他,ヒトやウマなどの動物腸管内に存在する.
参考文献
1)Hassel B:Tetanus: pathophysiology, treatment, and the possibility of using botulinum toxin against tetanus-induced rigidity and spasms. Toxins(Basel) 5:73-83,2013
2)Goonetilleke A, Harris JB:Clostridial neurotoxins. J Neurol Neurosurg Psychiatry 75(Suppl 3):iii35-iii39,2004
3)Ernst ME, Klepser ME, Fouts M, et al:Tetanus: pathophysiology and management. Ann Pharmacother 31:1507-1513,1997
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