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文献詳細

雑誌文献

臨床検査58巻11号

2014年10月発行

文献概要

増刊号 微生物検査 イエローページ Ⅳ章 微生物検査室との連携

小児病院における細菌検査室と感染症科の連携

著者: 手塚宜行1 宮入烈1

所属機関: 1国立成育医療研究センター 生体防御系内科部 感染症科

ページ範囲:P.1442 - P.1448

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●小児においても耐性菌による感染症が問題となってきている.薬剤感受性結果の理解は細菌検査室との情報共有で,より洗練されたものになり,また耐性菌検出情報をいち早く共有することで,より適切な治療や感染管理が可能となる.

●血流感染症などの重症感染症のマネジメントにおいて,可能な限り早く起炎菌を想定するためには,細菌検査室との連携が大切である.Gram染色から得られる詳細な情報や,培養結果の途中経過も含め情報を共有することで,より迅速に適切な治療へ変更することが可能となる.

●感染症診療において,細菌検査室との連携は欠かせない.

参考文献

1)Gavin PJ, Suseno MT, Thomson RB Jr, et al:Clinical
correlation of the CLSI susceptibility breakpoint for pipera-cillin- tazobactam against extended-spectrum-beta-lacta-mase-producing Escherichia coli and Klebsiella species. Antimicrob Agents Chemother 50:2244-2247,2006
2)Clinical and Laboratory Standards Institute:M100-S22-U: Performance Standards for Antimicrobial Susceptibility Testing; Twenty-Second Informational Supplement, Clinical and Laboratory Standards Institute, Wayne, PA,2012
3)Mermel LA, Allon M, Bouza E, et al:Clinical practice guidelines for the diagnosis and management of intravascular catheter-related infection: 2009 Update by the Infectious Diseases Society of America. Clin Infect Dis 49:1-45,2009
4)O’Grady NP, Alexander M, Burns LA, et al:Guidelines for the prevention of intravascular catheter-related infections. Clin Infect Dis 52:e162-e193,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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