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文献詳細

雑誌文献

臨床検査58巻12号

2014年11月発行

文献概要

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW

甲状腺ホルモンと甲状腺自己抗体検査の最近の動向

著者: 村上正巳1

所属機関: 1群馬大学大学院 医学系研究科臨床検査医学

ページ範囲:P.1456 - P.1462

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●甲状腺機能を評価する遊離トリヨードサイロニン(FT3),遊離サイロキシン(FT4),甲状腺刺激ホルモン(TSH)は外来迅速検体検査加算の対象である.

●第2世代と第3世代のTRAbは未治療Basedow病のほとんどの例で陽性となる.

●第3世代のTRAbと抗サイログロブリン抗体(TgAb),抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPOAb)は,全自動測定による診察前検査が可能となった.

参考文献

1)村上正巳:甲状腺疾患診療の実際と自己抗体検査.甲状腺疾患と自己抗体検査(村上正巳編),診断と治療社,pp57-70,2010
2)Smith BR, Bolton J, Young S, et al:A new assay for thyrotropin receptor autoantibodies. Thyroid 14:830-835,2004
3)古田島伸雄,天谷初夫,村上正巳:電気化学発光免疫測定法(ECLIA)を用いた甲状腺刺激ホルモン受容体抗体(TRAb)測定の検討.日臨検自動化会誌 35:88-92,2010
4)武市藍,青木智之,常川勝彦,他:抗サイログロブリン抗体(TgAb)および抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPOAb)測定キットの検討 3法(RIA法,FEIA法,ECLIA法)の比較.医と薬学 62:791-800,2009
5)日本甲状腺学会:甲状腺疾患診断ガイドライン2013,2013(http://www.japanthyroid.jp/doctor/guideline/japanese.html)
6)村上正巳:甲状腺関連自己抗体─測定法の進歩.内分泌糖尿病 22:632-639,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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