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今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
甲状腺緊急症への対応
著者: 赤水尚史1
所属機関: 1和歌山県立医科大学 内科学第一講座
ページ範囲:P.1480 - P.1483
文献購入ページに移動●甲状腺中毒性クリーゼと粘液水腫性昏睡が甲状腺緊急症の代表例である.
●甲状腺中毒性クリーゼと粘液水腫性昏睡の診断基準が日本甲状腺学会において作成されている.
●多臓器不全が特徴的である.
●しばしば救急外来を受診し,非専門医が初期対応する場合が少なからずある.
●致死的疾患であるので,早期の診断と治療開始が重要である.
●甲状腺中毒性クリーゼと粘液水腫性昏睡の診断基準が日本甲状腺学会において作成されている.
●多臓器不全が特徴的である.
●しばしば救急外来を受診し,非専門医が初期対応する場合が少なからずある.
●致死的疾患であるので,早期の診断と治療開始が重要である.
参考文献
1)赤水尚史,佐藤哲郎,磯崎収,他:甲状腺クリーゼ.内科 107:115-118,2011
2)Akamizu T, Satoh T, Isozaki O, et al:Diagnostic criteria, clinical features, and incidence of thyroid storm based on nationwide surveys. Thyroid 22:661-679,2012
3)赤水尚史,佐藤哲郎,磯崎収,他:甲状腺クリーゼ診断基準(第2版),2012(http://www.japanthyroid.jp/doctor/img/crisis2.pdf)
4)赤水尚史:内分泌代謝専門医ガイドブック 改訂第2版(成瀬光栄,平田結喜緒,島津章編),診断と治療社,p148,2009
5)田中祐司,白石美絵乃,大野洋介,他:粘液水腫性昏睡の診断基準と治療方針.日甲状腺会誌 4:47-52,2013
6)大野洋介,白石美絵乃,山本頼綱,他:粘液水腫性昏睡.内分泌糖尿代謝内科 38:117-123,2014
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