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文献詳細

雑誌文献

臨床検査58巻12号

2014年11月発行

文献概要

今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

標準物質,管理試料を使いこなそう

著者: 松本祐之1 松山浩之1

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院 医療技術部臨床検査部門

ページ範囲:P.1497 - P.1504

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●標準物質は定量学的トレーサビリティ連鎖において,それぞれ使用目的にあったものを使用し,常にトレーサビリティ連鎖が確保されていることを確認する必要がある.

●管理物質は保存温度,溶解方法,溶解後の取り扱いなどにより検査結果に誤差を生じるため,製品に添付された取扱説明書の注意事項を遵守しなければならない.

●測定法導入時には試薬・機器の特性を検証し,最良の分析条件を設定すべきである.

●キャリブレーション実施時には自動分析装置に備わっているキャリブレーショントレースやキャリブレーションカーブなどを確認する.

参考文献

1)石橋みどり:標準臨床検査学 臨床化学(前川真人編),医学書院,pp19-22,2012
2)濱崎直孝:総論 国内・外における標準化の体系.臨床検査精度保証教本,日本臨床衛生検査技師会,pp3-6,2010
3)岡田元:各論編 管理物質の取り扱い.臨床検査精度保証教本,日本臨床衛生検査技師会,pp69-71,2010
4)伏見了:コントロール血清溶解時の水温とCK.Med Technol 12:491-492,1984
5)松本祐之:各論編 内部精度管理.臨床検査精度保証教本,日本臨床衛生検査技師会,pp85-95,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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