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文献詳細

雑誌文献

臨床検査58巻4号

2014年04月発行

文献概要

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値

栄養サポートチーム(NST)の機能を高める検査室間連携

著者: 大林光念1 安東由喜雄2

所属機関: 1熊本大学医学部附属病院 中央検査部アミロイドーシス診療体制構築事業 2熊本大学大学院 生命科学研究部神経内科学分野

ページ範囲:P.417 - P.421

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●栄養サポートチーム(NST)は,院内横断的な医療提供体制の一つである.

●NST活動に携わる臨床検査技師は,栄養障害度の判定に必要な各種生化学検査データの提供のみならず,感染症の合併の有無,重症度の評価を担う微生物学的な検査情報,さらには胃電図検査法をはじめとする生理学的検査データの提供を心掛ける必要がある.

●NSTは,検査室内外での活動を通して臨床検査技師の技量を生かし,存在意義を示す格好の場であり,今後NSTへの臨床検査技師のさらなる積極的参加が望まれる.

参考文献

1)大林光念,安東由喜雄:チーム医療総論 医療従事職種を知る 医師.臨床病理レビュー 144:9-11,2009
2)厚生労働省:平成22年度診療報酬改定説明会(平成22年3月5日開催)資料,2010
3)井上善文:栄養サポートチーム加算新設によるNST活動の光と影.静脈経腸栄養 25:1199-1205,2010
4)Obayashi K, Ueda M, Yamashita T, et al:Gastric myoelectrical activities in elderly severe tetanus: useful marker to increase volume and calorie of nasogastric tube feeding. E Spen Eur E J Clin Nutr Metab 5:e261-e264,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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