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次代に残したい用手法検査・10
寄生虫検査
著者: 伊瀬恵子1 澤部祐司1 野村文夫2
所属機関: 1千葉大学医学部附属病院 検査部 2千葉大学大学院 医学研究院分子病態解析学
ページ範囲:P.512 - P.515
文献購入ページに移動わが国においても土壌伝播寄生虫症が蔓延していた時代があったが,公衆衛生対策の徹底で寄生虫症が激減した.寄生虫症は過去の疾病とされがちであるが,近年の国際化に伴い以前はみられなかった輸入寄生虫症が増加している1).寄生虫検査は,主に用手法で行われており,技師の技術力によるところが大きいため,寄生虫について熟知したうえで検査を行うことが大切である.
本稿では,寄生虫検査のなかで腸管寄生虫検査について述べる.
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