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文献詳細

雑誌文献

臨床検査58巻5号

2014年05月発行

文献概要

今月の特集1 最新の輸血検査

HLAの遺伝子型検査

著者: 田中秀則1

所属機関: 1日本赤十字社 血液事業本部

ページ範囲:P.558 - P.565

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●血小板輸血で血小板数が増えない状態(血小板輸血不応)でHLA検査を行うことは,その因果関係および予防に有用である.

●Luminex®法によるHLAの遺伝子検査は,再現性の高い結果が得られると同時に大量の検体を処理することが可能となった.

●HLAの遺伝子検査によって対立遺伝子(アリル)を決定することができるが,血小板輸血などではHLA型での適合性判定が必要である.

参考文献

1)厚生労働省(編):血液製剤の使用にあたって─輸血療法の実施に関する指針・血液製剤の使用指針 第3版,じほう,2005
2)石田明,半田誠:血小板輸血不応状態.検査と技術 25:266-269,1997
3)Daar AS, Fuggle SV, Fabre JW, et al:The detailed distribution of HLA-A, B, C antigens in normal human organs. Transplantation 38:287-292,1984
4)Fernández JE, Concha A, Aránega A, et al:HLA class I and II expression in rhabdomyosarcomas. Immunobiology 182:440-448,1991
5)Complete sequence and gene map of a human major histocompatibility complex. The MHC sequencing consortium. Nature 401:921-923,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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