文献詳細
文献概要
今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
扉
著者: 手島伸一
所属機関:
ページ範囲:P.669 - P.669
文献購入ページに移動 近年,婦人科細胞診分野を中心に液状化検体細胞診(liquid based cytology:LBC)の普及が図られていますが,欧米に比してわが国での利用率は極めて低いのが現状です.LBCは不良検体が少なくなるうえに,再標本作製が可能で免疫染色や遺伝子学的検索ができる点などが大きな利点ですが,従来法に比して費用がかさむことが最大の問題点でした.そのようななか,2014年4月の診療報酬の改正で婦人科材料などの液状化検体細胞診加算として,18点を所定点数に加算することが認められました.LBCに要する費用に対して十分ではありませんが,LBC導入を検討している施設にとっては大きな追い風といえます.
本特集では,LBCを先進的に取り入れ,大きな成果を挙げている各施設での取り組みを紹介し,技術面での工夫,従来法での細胞像との比較,具体的なメリットを提示していただきました.LBC導入ご検討の際の参考にしていただければ幸甚に存じます.
本特集では,LBCを先進的に取り入れ,大きな成果を挙げている各施設での取り組みを紹介し,技術面での工夫,従来法での細胞像との比較,具体的なメリットを提示していただきました.LBC導入ご検討の際の参考にしていただければ幸甚に存じます.
掲載誌情報