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今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症
糖尿病性腎症
著者: 小寺亮1 四方賢一1
所属機関: 1岡山大学病院 新医療研究開発センター
ページ範囲:P.717 - P.722
文献購入ページに移動●糖尿病性腎症の成因は,高血糖に由来する代謝性因子と血行動態によるところが大きい.
●細胞外基質の増加を特徴とした基底膜の肥厚,メサンギウム基質の増加,尿細管基底膜肥厚,間質の拡大が認められる.
●画像検査において糖尿病性腎症では,腎肥大がみられ,他病変による慢性腎不全時の萎縮の程度と比べて軽度である.
●細胞外基質の増加を特徴とした基底膜の肥厚,メサンギウム基質の増加,尿細管基底膜肥厚,間質の拡大が認められる.
●画像検査において糖尿病性腎症では,腎肥大がみられ,他病変による慢性腎不全時の萎縮の程度と比べて軽度である.
参考文献
1)日本糖尿病学会糖尿病性腎症合同委員会:糖尿病性腎症 合同委員会報告,2013(http://www.jds.or.jp/modules/important/index.php?page=article&storyid=46)
2)槇野博史:糖尿病性腎症─発症・進展機序と治療,診断と治療社,p192,1999
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