文献詳細
文献概要
今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
適切な真空採血管の取り扱い
著者: 野澤麻希子1
所属機関: 1テルモ株式会社 ホスピタルカンパニー基盤医療器
ページ範囲:P.27 - P.34
文献購入ページに移動●正しい検査結果を得るためには,検査項目に応じて適した採血管を選択し,採血後は血液と添加物が均一に混ざり合うように十分に転倒混和を行う.
●血液ガス検体採取用注射筒使用時は,血液採取後に速やかに測定を行う.プラスチックシリンジを使用する際は保存と運搬は室温で行う.測定までに時間を要する場合はガラスシリンジを使用し氷水中で保存する.
●血液ガス検体採取用注射筒使用時は,血液採取後に速やかに測定を行う.プラスチックシリンジを使用する際は保存と運搬は室温で行う.測定までに時間を要する場合はガラスシリンジを使用し氷水中で保存する.
参考文献
1)藤巻道男,福武勝幸:血液凝固検査ハンドブック,宇宙堂八木書店,pp31-35,1992
2)奥村伸生,戸塚実,矢冨裕:臨床検査法提要 改訂第33版(金井正光監修),金原出版,pp48-49,2010
3)Bull BS, Fujimoto K, Houwen B, et al:International Council for Standardization in Haematology (ICSH) recommendations for “surrogate reference” method for the packed cell volume. Lab Hematol 9:1-9,2003
4)櫻井進,中原一彦:偽血小板減少への対応.臨床医 25:78-81,1999
5)小木曽美紀,秋山秀彦,椎野由裕,他:EDTA依存性偽性血小板減少症に対するMgSO4添加による血小板凝集抑制の検討.医学検査 56:926-930,2007
6)Ohnuma O, Shirata Y, Miyazawa K:Use of theophylline in the investigation of pseudothrombocytopenia induced by edetic acid (EDTA-2K). J Clin Pathol 41:915-917,1988
7)萩原幸恵,後藤直子,鈴木猛雄,他:EDTA依存性偽血小板減少症における希釈管とFC管の有用性について 1健診センターの使用経験.医学検査 48:843-847,1999
8)桑島正道,永峰康孝,中尾隆之:検査室での血中グルコース濃度の測定プロセスと測定値の信頼度.血糖値をみる・考える(嶋 健二編),南江堂,p38,2000
9)石沢修二,田口和三:採血管使用の問題点 血中薬物濃度測定に及ぼす影響.医学検査 54:756-759,2005
10)三沢泰一:血液ガスに関するトラブル「詰まりとデータ再現性」.医療と検機器・試薬 36:633-636,2013
11)福永壽晴:各論.緊急検査実践マニュアル 検体検査編 Ver.1.4.日臨検自動化会誌 32(Suppl.1):27-32,2007
掲載誌情報