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文献詳細

雑誌文献

臨床検査59巻11号

2015年10月発行

文献概要

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ Ⅲ章 報告前に必要なチェック 〔血液学検査〕

赤血球系血算値

著者: 近藤直美1 清水長子1

所属機関: 1慶応義塾大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.1080 - P.1083

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はじめに

 自動血球計数装置における赤血球系血算値には,赤血球数(red blood cell:RBC),ヘモグロビン濃度(hemoglobin:Hb),ヘマトクリット値(hematocrit:Ht),平均赤血球容積(mean corpuscular volume:MCV),平均赤血球Hb量(mean corpuscular Hb:MCH),平均赤血球Hb濃度(mean corpuscular Hb concentration:MCHC),赤血球粒度分布幅(red cell distribution width:RDW),網赤血球数(reticulocyte:RET)などの項目が含まれ,貧血や赤血球増加症の診断,治療効果の判定に用いられる.

参考文献

1)厚生労働省医薬食品局血液対策課:血液製剤の使用指針 改訂版,厚生労働省,2005(http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/5tekisei3b.html)
2)荒井智子,清水長子:血算値が大きく異なっているのですが,考えられる原因には何がありますか?.臨検 57:1228-1229,2013
3)張替秀郎:赤血球系疾患.スタンダード検査血液学 第3版(日本検査血液学会編),医歯薬出版,pp326-336,2014
4)渡辺清明:慶大病院血液検査マニュアル.医学書院,1991

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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