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文献詳細

雑誌文献

臨床検査59巻11号

2015年10月発行

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ

Ⅲ章 報告前に必要なチェック 〔免疫血清検査〕

感染症迅速抗原・抗体検査

著者: 日高裕介1

所属機関: 1自治医科大学附属病院臨床検査部

ページ範囲:P.1232 - P.1235

文献概要

緊急性

 当直時に必要な病原微生物の検出を目的とした感染症迅速抗原・抗体検査は,イムノクロマトグラフィー法を原理としたPOCT(point of care testing)検査を中心に,さまざまな試薬が市販されている.感染症におけるPOCT検査は誰でもどこでも簡単に測定できる有用な補助診断法であるが,免疫学的反応を利用した検査であるため,非特異反応・異常反応があることと,感染時期,検体の採取法,使用している試薬の検出感度・特異性によって結果が大きく左右されることをよく理解したうえで使用しなければならない.

参考文献

1)川上千春,三田村敬子,木村和弘:迅速診断キットの基礎検討.インフルエンザ 4:317-324,2003
2)山下順香,出口松夫,鍵田正智,他:5社の用手法によるHBs抗原迅速測定法の比較.日臨検自動化会誌 22:209-213,1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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