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文献詳細

雑誌文献

臨床検査59巻11号

2015年10月発行

文献概要

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ Ⅲ章 報告前に必要なチェック 〔免疫血清検査〕 Memo

製剤管理

著者: 岸野光司1

所属機関: 1自治医科大学附属病院輸血細胞移植部

ページ範囲:P.1256 - P.1257

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■輸血の管理体制

 当直帯も含めて,輸血療法を実施する場合は,輸血用血液製剤や輸血業務の管理体制を構築する必要がある.そのためには,輸血部門を設置し整備することが推奨されている1,2).それによって安全な輸血の対応が可能となり,また,輸血用血液製剤も一元管理されるため,適正使用の向上にもつながる.

 血漿分画製剤(特にアルブミン製剤)に関しても,輸血用血液製剤と同様に輸血部門で管理することが望ましい.輸血部門が血漿分画製剤を保管していない場合でも,使用動向を把握できる管理体制を築く必要がある.

参考文献

1)厚生労働省医薬食品局血液対策課:輸血療法の実施に関する指針(平成26年11月一部改正),2014(http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000065576.pdf)
2)厚生省薬務局:血液製剤保管管理マニュアル,1993
3)厚生労働省医薬食品局血液対策課:血液製剤の使用指針(平成26年11月一部改正),2014(http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000065575.pdf)
4)岸野光司:血液製剤の保存温度と血小板製剤を振とう保存する理由を教えてください.また,保冷庫における保管管理を教えてください.臨検 59:371-373,2015
5)Menitove JE:Standards for blood banks and transfusion services, 19th ed. American Association of Blood Banks, Bethesda MD, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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