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文献詳細

雑誌文献

臨床検査59巻11号

2015年10月発行

文献概要

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ Ⅲ章 報告前に必要なチェック 〔微生物検査〕 培養の際の注意点(検体の採取と材料の質の評価・培養の仕方・判定の仕方)

喀痰培養

著者: 口広智一1

所属機関: 1公立那賀病院臨床検査科

ページ範囲:P.1281 - P.1283

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はじめに

 喀痰培養は下気道感染症の原因菌検索に必要不可欠な検査であるが,適切な検査工程(検体採取,保存,前処理,培養,判定)のもとで実施されないと,誤った検査結果を導くことがある.また,喀痰による二次感染防止の観点からも,喀痰培養は微生物検査の十分な経験を有する検査技師が実施すべきである.

参考文献

1)Miller DL:A Study of techniques for the examination of sputum in a field survey of chronic bronchitis. Am Rev Respir Dis 88:473-483,1963
2)Geckler RW, Gremillion DH, McAllister CK, et al:Microscopic and bacteriological comparison of paired sputa and transtracheal aspirates. J Clin Microbiol 6:396-399,1977
3)相原雅典:塗抹標本の顕微鏡検査に拠る感染症診断法,シスメックス社,2015
4)小栗豊子:臨床微生物ハンドブック 第4版,三輪書店,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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