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文献詳細

雑誌文献

臨床検査59巻2号

2015年02月発行

文献概要

今月の特集2 血算値判読の極意

白血球数と白血球分画

著者: 須永眞司1

所属機関: 1東都文京病院 内科

ページ範囲:P.166 - P.172

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●白血球数が増減していたら次に白血球分画をみて,どの分画が増減しているのかを見極める.

●白血球分画の増減は比率ではなく,絶対数(白血球数×分画比率)で評価する必要がある.

●白血球数の変化を起こす疾患・病態は非常に多岐にわたる.その鑑別には,血球の形態やヘモグロビン値の増減の有無,血小板数の増減の有無が参考になる場合がある.

参考文献

1)通山薫:血算・血液一般検査.臨床検査のガイドライン JSLM2012(日本臨床検査医学会ガイドライン作成委員会編),宇宙堂八木書店,pp22-26,2012
2)橋本亮,大田雅嗣:白血球増加症.日内会誌 96:1352-1356,2007
3)松村到:造血のしくみ.内科学 第10版(矢�義雄編),朝倉書店,pp1876-1881,2013
4)松村到:慢性骨髄性白血病.血液専門医テキスト(日本血液学会編),南江堂,pp209-216,2011
5)檀和夫:好酸球増加症.内科学 第10版(矢�義雄編),朝倉書店,p2004,2013
6)Bain BJ, Gilliland DG, Varian JW, et al:chronic eosinophilic leukemia, NOS. In: WHO classification of Tumours of Haematopoietic and Lymphoid Tissues (Swerdlow SH, et al ed), IARC press, Lyon,pp51-53,2008
7)南谷泰人:白血球増加症・減少症の鑑別.血液専門医テキスト(日本血液学会編),南江堂,pp36-37,2011
8)黒川清:高カリウム血症.水・電解質と酸塩基平衡 改訂第2版,南江堂,pp58-63,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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