icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査59巻3号

2015年03月発行

文献概要

今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

夜勤の輸血の実際,安全な輸血のルール—医師が果たすべきこと

著者: 渡邊直英1 半田誠1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部 輸血・細胞療法部

ページ範囲:P.265 - P.268

文献購入ページに移動
●血液製剤は原材料に起因する感染症伝播のリスクがある医薬品である.

●輸血の際はそのリスクとベネフィットにつき十分な説明をし,同意を得る.

●輸血が適正に行われたことを診療録に記載する.

●輸血前後に感染症検査を実施するか,または輸血前後の患者血漿または血清を保管する.

●輸血による感染症が疑われた場合やその他の重篤な輸血副作用は,日本赤十字社および厚生労働大臣に報告する.

参考文献

1)厚生労働省医薬食品局血液対策課:輸血療法の実施に関する指針(改定版),2005(http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/5tekisei3a.html)
2)厚生労働省医薬食品局血液対策課:血液製剤等に係る遡及調査ガイドライン(改定版),2012(http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/120319.html)
1)日本輸血・細胞治療学会:宗教的輸血拒否に関するガイドライン,2008(http://www.jstmct.or.jp/jstmct/Document/Guideline/Ref13-1.pdf)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?