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今月の特集1 奥の深い高尿酸血症
尿酸測定の現状と問題点
著者: 高浪勝利1
所属機関: 1自治医科大学附属病院 臨床検査部
ページ範囲:P.333 - P.337
文献購入ページに移動●わが国における尿酸測定値の施設間差は非常に小さい.
●測定精度を保つためには,標準化体系に従うことが重要である.
●ラスブリカーゼが投与された検体を室温に放置すると,尿酸が速やかに分解されるため,薬剤の添付文書に従った操作が必要である.
●測定精度を保つためには,標準化体系に従うことが重要である.
●ラスブリカーゼが投与された検体を室温に放置すると,尿酸が速やかに分解されるため,薬剤の添付文書に従った操作が必要である.
参考文献
1)日本臨床衛生検査技師会:臨床化学 試料.平成25年度日臨技臨床検査精度管理調査報告書,日本臨床衛生検査技師会,p403,2014
2)大澤進:各論編 不確かさの概念.臨床検査精度保証教本,日本臨床衛生検査技師会,pp62-64,2010
3)大澤進:含窒素項目.臨検 58:193-200,2014
4)坂本徳隆,山口純也,篠原克幸,他:臨床化学.平成25年度日臨技臨床検査精度管理調査報告書,日本臨床衛生検査技師会,p20,2014
5)仲田夢人,野上智,原文子,他:ラスリテック(一般名:ラスブリカーゼ)投与により尿酸値が異常低値を示した一症例,医学検査 62:184-186,2013
6)日本痛風・核酸代謝学会ガイドライン改訂委員会:高尿酸血症・痛風の診断.高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第2版(2012年追補ダイジェスト版),メディカルレビュー社,p7,2012
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