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今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか
感染防止対策加算に必要な連携とは
著者: 三澤成毅1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂医院 臨床検査部
ページ範囲:P.340 - P.346
文献購入ページに移動●感染防止対策加算は,医療機関における感染対策活動に対する評価として設けられた.
●感染防止対策地域連携加算は,地域における人的資源を含む医療資源を相互に効率よく利用するために設けられた.
●感染対策活動の効果を客観的に評価し,連携機関と比較するため各種のサーベイランスを行う必要がある.サーベイランスではベンチマークデータを設定する.
●臨床検査部門では,日常の微生物検査データやサーベイランスを行ってベンチマークデータを集計し,感染制御チーム(ICT)活動へ参加しなければならない.
●感染防止対策地域連携加算は,地域における人的資源を含む医療資源を相互に効率よく利用するために設けられた.
●感染対策活動の効果を客観的に評価し,連携機関と比較するため各種のサーベイランスを行う必要がある.サーベイランスではベンチマークデータを設定する.
●臨床検査部門では,日常の微生物検査データやサーベイランスを行ってベンチマークデータを集計し,感染制御チーム(ICT)活動へ参加しなければならない.
参考文献
1)厚生労働省:別添1 初・再診料の施設基準等,2012(http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken15/dl/5-2-1.pdf)
2)厚生労働省:別紙24 感染防止対策地域連携加算チェック項目表(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/iryouhoken15/dl/5-2-2-7.pdf)
3)日本臨床微生物学会検査法マニュアル作成委員会・血液培養検査ガイド作業部会:第7章 血液培養検査の適正さと評価法.血液培養検査ガイド.日臨微誌 23(Suppl. 1):125-128,2013
4)大曲貴夫,高倉俊二,松村康史,他:日本の病院における血液培養採取状況および陽性率の実態調査─パイロットスタディ─.日臨微誌 22:13-19,2012
5)Clinical and Laboratory Standards Institute (CLSI):Analysis and presentation of cumulative antimicrobial susceptibility test data; Approved guideline. CLSI document M39-A3. Clinical and Laboratory Standards Institute, Wayne, Pa,2009
6)日本臨床微生物学会検査法マニュアル作成委員会・血液培養検査ガイド作業部会:第6章 薬剤感受性検査と検査データの利用法.血液培養検査ガイド.日臨微誌 23(Suppl. 1):112-124,2013
7)厚生労働省院内感染対策サーベイランス事業(http://www.nih-janis.jp/)
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