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今月の特集2 感染症サーベイランスの実際
国公立大学附属病院感染対策協議会が行う感染症サーベイランス事業
著者: 高倉俊二12
所属機関: 1京都大学医学研究科臨床病態検査学 2京都大学医学部附属病院検査部・感染制御部
ページ範囲:P.796 - P.800
文献購入ページに移動●国公立大学附属病院感染対策協議会では,その中核事業としてデバイス関連感染や手術部位感染,抗菌薬使用状況調査,耐性検出状況(耐性率,緑膿菌感受性)等の多施設サーベイランスを行っている.
●本サーベイランスの結果は部分的にしか公表されていないが,病院の性格や規模,診療体制の似た病院群である国公立大学附属病院におけるサーベイランスであるため,結果がベンチマークとして参加施設が比較・参照しやすいものになっている.
●サーベイランス結果の公表,細菌検査部門における検査方法やデータ抽出の高いレベルでの標準化,各サーベイランスの部門間サポートの拡充,が今後の課題である.
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