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文献詳細

雑誌文献

臨床検査59巻8号

2015年08月発行

文献概要

今月の特集2 感染症サーベイランスの実際

国公立大学附属病院感染対策協議会が行う感染症サーベイランス事業

著者: 高倉俊二12

所属機関: 1京都大学医学研究科臨床病態検査学 2京都大学医学部附属病院検査部・感染制御部

ページ範囲:P.796 - P.800

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Point

●国公立大学附属病院感染対策協議会では,その中核事業としてデバイス関連感染や手術部位感染,抗菌薬使用状況調査,耐性検出状況(耐性率,緑膿菌感受性)等の多施設サーベイランスを行っている.

●本サーベイランスの結果は部分的にしか公表されていないが,病院の性格や規模,診療体制の似た病院群である国公立大学附属病院におけるサーベイランスであるため,結果がベンチマークとして参加施設が比較・参照しやすいものになっている.

●サーベイランス結果の公表,細菌検査部門における検査方法やデータ抽出の高いレベルでの標準化,各サーベイランスの部門間サポートの拡充,が今後の課題である.

参考文献

1)国公立大学附属病院感染対策協議会(http://kansen.med.nagoya-u.ac.jp/index.php)
2)国公立大学附属病院感染対策協議会:一般向け公開データ「サーベイランス」(http://kansen.med.nagoya-u.ac.jp/general/survei2/survei2.html)
3)Clinical and Laboratory Standards Institute(CLSI):Analysis and presentation of cumulative antimicrobial susceptibility test data; approved guideline, 4th ed. CLSI document M39-A4, CLSI, Wayne PA,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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