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文献詳細

雑誌文献

臨床検査59巻9号

2015年09月発行

文献概要

今月の特集1 乳腺の臨床を支える超音波検査

乳がん検診の選択肢

著者: 東野英利子1

所属機関: 1公益財団法人筑波メディカルセンター つくば総合健診センター

ページ範囲:P.850 - P.855

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Point

●日本人女性の乳癌の罹患率は高く,死亡率とともに増加傾向にある.

●乳がん検診の方法としては,教育・精度管理の可能な画像を用いた検診が有効と考えられる.

●乳がん検診の基本はマンモグラフィである.

●乳がん超音波検診は40歳代,高濃度乳房の受診者を中心に,今後,広まる可能性がある.

参考文献

1)日本乳癌検診学会,乳癌MRI検診検討委員会:乳がん発症ハイリスクグループに対する乳房MRIスクリーニングに関するガイドラインver.1.2,2013(http://www.jabcs.jp/images/mri_guideline_fix.pdf)
2)Holbrook A, Newel MS:Alternative screening for women with dense breasts: breast-specific gamma imaging (molecular breast imaging). AJR Am J Roentgenol 204:252-256,2015
3)国立がん研究センターがん予防・検診研究センター検診研究部検診評価研究室:有効性評価に基づく乳がん検診ガイドライン(http://canscreen.ncc.go.jp/guideline/nyugan.html)
4)日本医学放射線学会,日本放射線技術学会:マンモグラムの読影の実際.マンモグラフィガイドライン 第3版増補版,医学書院,pp69-74,2014
5)日本乳腺甲状腺超音波医学会:超音波検診における要精査基準.乳房超音波診断ガイドライン 改訂第3版,南江堂,pp111-123,2014
6)大貫幸二,角田博子,東野英利子,他:マンモグラフィと超音波検査の併用検診における総合判定基準─JABTS乳癌検診研究班からの報告.日乳癌検診会誌 21:273-279,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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